「伏見稲荷に竹林があるとは知らなかった」という声は少なくありません。事実、主要な観光ガイドマップでも大々的には強調されていないケースが多く、伏見稲荷 竹林 どこという検索クエリが急増している背景には、偶然足を踏み入れた旅行者のSNS投稿による認知拡大があります。
竹林へアクセスするための最短ルートは極めて明快です。本殿から千本鳥居を通り抜けると、最初のチェックポイントである「奥社奉拝所(奥の院)」に到着します。大半の参拝客はここで絵馬を奉納しておもかる石を持ち上げて引き返しますが、竹林へ向かう分岐点は奥社奉拝所の社殿の右手奥に隠れています。
「神宝神社(かんだからじんじゃ)」と記された控えめな木製案内板に従い、舗装された参道から土と石段の山道へと一歩足を踏み入れると、朱色の世界から一転、空を覆うほどの青竹が織りなす緑の回廊が現れます。奥社奉拝所からの徒歩所要時間はわずか2分から3分程度。高低差のある未舗装路を数十メートル進むだけで、観光地の熱気から遮断された深閑な空間へと風景が劇的に切り替わります。