シャトーブリアン失敗ゼロの焼き方!自宅フライパンで極上に焼くプロの技

シャトーブリアン失敗ゼロの焼き方!自宅フライパンで極上に焼くプロの技

シャトーブリアン失敗ゼロの焼き方!自宅フライパンで極上に焼くプロの技の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

「高級ステーキ=強火で一気に表面を焼き固める」という手法は、サーロインのように脂質が豊富な部位でこそ有効ですが、シャトーブリアンでは逆効果です。近江牛専門通販「万葉」をはじめとする高級精肉のプロが警鐘を鳴らす、初心者が陥りがちな「3つのNG調理法」を科学的根拠から解説します。

第1のNGは、「冷蔵庫から取り出してすぐにフライパンへ投入すること」です。肉の中心部が冷たいまま強火で加熱すると、表面だけが焦げ付き、中心部まで熱が届きません。結果として、外側はパサつき、内側は冷たい生焼けという最悪の焼き上がりになってしまいます。

第2のNGは、「最初から最後まで強火で焼き続けること」です。食肉科学において、牛肉の主成分であるタンパク質の「ミオシン」は約50℃で凝固を始めて旨味を閉じ込めますが、「アクチン」は65℃を超えると急速に収縮し、細胞内の水分(肉汁)を一気に外へ絞り出してしまいます。強火で一気に加熱すると、肉の外周部のアクチンが過熱され、大切な肉汁が失われて食感がゴムのように硬化します。

第3のNGは、「焼き上がり直後に包丁を入れてしまうこと」です。加熱直後の肉は、興奮状態の筋繊維によって肉汁が中心部に集積しています。休ませる時間を作らずに切り分けてしまうと、まな板の上に大量の赤い肉汁が溢れ出し、肉本来のジューシーさがすべて奪われてしまいます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。