介護医療院と老健の違いは?退所期限と医療体制の差を徹底解説

介護医療院と老健の違いは?退所期限と医療体制の差を徹底解説

介護医療院と老健の違いは?退所期限と医療体制の差を徹底解説に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

Q1:介護医療院と老健、終身で利用できるのはどちらですか?
A1:終身利用(最期までの看取り)が可能なのは「介護医療院」です。老健は法律上、在宅復帰を目指す通過型施設として位置づけられており、原則として3〜6ヶ月ごとに入所継続の審査が行われます。要件を満たさなくなれば退所を求められるため、終身利用を目的として入所することはできません。

Q2:要介護1や2などの軽度でも、介護医療院に入所することは可能ですか?
A2:制度上は要介護1から入所資格がありますが、現実の受け入れは極めて困難です。介護医療院は手厚い医療ケアを必要とする方を優先するため、入所者の9割以上が要介護4〜5の重度者で占められています。軽度で医療ニーズが低い場合は、特例的な事情がない限り入所選考を通る可能性は極めて低いのが実情です。

Q3:老健を退所させられた後、自宅で看られない場合はどうすればよいですか?
A3:退所判定会議で在宅困難と判断された場合でも、施設側だけに頼らず、早期に他の受け入れ先を確保する必要があります。具体的には、特別養護老人ホームへの緊急申し込み、別の老健への転所(老健の渡り鳥)、または医療対応型の有料老人ホームやグループホームの検討です。老健入所後2ヶ月が経過した段階で、支援相談員と退所後の選択肢を具体的に協議しておくことが不可欠です。

Q4:2024年に全廃された介護療養型医療施設に入っていた人は、どこに移ったのですか?
A4:2024年3月末の経過措置終了に伴い、従来の介護療養病床の大半は「介護医療院」へ転換されました。一部は医療保険適用の「医療療養病床」や老健、特養へ転換・転所しましたが、重度の医療ニーズを持つ高齢者の受け皿として、実質的な後継機能を担っているのが現在の介護医療院です。

森 瞳
著者

森 瞳

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。