バッファロールーターの初期設定時、ブラウザ管理画面に現れる「回線判別中」の表示。本来であれば1分から2分程度で上流のインターネット回線種別を自動認識し、接続完了画面へと推移する仕組みになっています。しかし、ここで画面が停止して先に進まなくなる根本的なメカニズムは、ルーター内部で実行されている「通信プロトコルの探知ルーチン」が無応答タイムアウトの無限ループに陥っている点にあります。
ルーターはWANポートに接続されたケーブル経由で、まず「DHCP(上位ルーターからの自動割り当て)」を探し、次に「IPoE(v6プラスやOCNバーチャルコネクトなどのIPv6通信)」の接続可否を検証、最後に「PPPoE(従来のID・パスワード認証)」の信号を順番にプローブ(探索)します。この探査プロセスにおいて、上位機器(ONUやホームゲートウェイ)から期待される信号が全く返ってこない場合、ルーターは判定を完了できず、内部タイマーがリセットを繰り返して「判別中」の表示を出し続けることになります。
ここで絶対に避けるべきなのが、「時間が経てばそのうち繋がるだろう」と機器を放置することです。無応答ループに陥っている間、ルーター内部ではCPUリソースが高負荷状態で回り続け、本体の熱暴走を引き起こすリスクが高まります。さらに、プロバイダ側ではセッション接続の要求が短時間に乱発され、セキュリティフィルターによって一時的なアクセス制限(数十分から24時間の認証ロック)が発動する危険性すら孕んでいます。放置して自然解決する確率はゼロに等しく、速やかな能動的介入が欠かせません。