Q1:風邪を引いて市販薬を飲みたいのですが、ワーファリンに影響はありますか?
A1:極めて大きな影響を及ぼす可能性があります。特にロキソプロフェンやイブプロフェンなどの解熱鎮痛成分(NSAIDs)は、血小板機能を抑制し胃粘膜を荒らすため、消化管出血リスクを跳ね上げます。また一部の総合感冒薬に含まれる成分も相互作用を起こすため、市販薬を自己判断で購入・服用せず、必ず医師や薬剤師に「ワーファリン服用中」であることを伝えて相談してください。
Q2:PT-INRの数値が前回「2.2」から今回「1.8」に下がりました。薬を勝手に増やしてもいいですか?
A2:絶対に自己判断で増量してはいけません。ワーファリンは効果が現れるまでに2〜3日を要し、一度薬効が出始めると蓄積する特性があります。数日のタイムラグで効果が現れるため、自己判断で追加すると数日後に過剰効力となって深刻な大出血を引き起こす恐れがあります。用量の変更は必ず医師の指示に基づいて行ってください。
Q3:抜歯や内視鏡検査を予定しています。事前に薬を止める必要がありますか?
A3:勝手な自己中断は極めて危険です。近年はPT-INRが目標域内にコントロールされていれば、抜歯や軽微な生検は「休薬なし」で施行するガイドラインが主流となっています。不要な休薬は脳梗塞を誘発するため、必ず歯科医や内視鏡医と主治医の間で連携を取り、休薬の要否やヘパリン置換の必要性を決定してもらってください。