創作ではなく、公的な印刷物や辞書に記録された「日本一画数が多い漢字」として名高いのが、合計84画を誇る「たいと」(別名:だいと、おとど)です。
この文字は「雲(12画)」を3つ重ねたパーツの下に、「龍(16画)」を3つ重ねたパーツを配置した構造を持ちます(12×3 + 16×3 = 84画)。日本最大級の漢和辞典である『大漢和辞典』(諸橋轍次編)にもしっかりと収録されており、苗字(名字)として実在した記録が残されています。
ただし、現代の日本においてこの苗字を名乗る実在の人物は確認されておらず、戸籍システムにも登録されていません。かつて証券会社の顧客名簿に載っていたという伝承が残るのみで、幻の国字(日本で作られた漢字)として語り継がれています。日本漢字能力検定(漢検)の1級試験でさえ出題範囲外となる、まさに規格外のレジェンド漢字です。