本作の最高視聴率は22.8%(平均視聴率16.4%)を記録し、当時のTBS火曜8時枠を代表する社会現象となりました。ヒットを牽引した最大の要因は、大映テレビならではの様式美あふれる過剰演出と、名ナレーター・芥川隆行による重厚かつ緊迫感あふれる語り口です。
「この物語は……」というお決まりのオープニングナレーションから一気に引き込まれ、登場人物たちが日常会話ではあり得ない大仰なセリフを真顔で叫び合うドラマツルギーは、視聴者の心を激しく揺さぶりました。横浜の本牧や山手、川崎市周辺を中心に行われたロケ撮影の空気感も、当時の若者カルチャーの混沌とエネルギーを見事に捉えていました。
さらに、映画『フットルース』の挿入歌を日本語カバーしたMIE(未唯mie)の主題歌「NEVER」は、オリコン上位にランクインする大ヒットを記録。疾走感あふれるシンセサウンドと力強いボーカルが、逆境に立ち向かう主人公の不屈の闘志と完璧にシンクロしていました。