事態がさらに拡大した背景には、テレビ番組での赤裸々な育児トークと、それに対するX上での誹謗中傷、そして本人のストレートな吐露という一連の経緯が存在します。
藤田ニコルはテレビ朝日系の育児バラエティ特番『夫が寝たあとに 初だしだらけ!新米ママにこるん 出産&育児のリアル大放出SP』に出演した際、新米ママとしてのリアルな悩みや葛藤を赤裸々に告白しました。深夜の授乳による睡眠不足や、夫である稲葉友と手探りで協力し合う生活など、飾らない本音を語った内容は視聴者から大きな支持を集めました。
しかし、番組の切り抜き動画や一部の文脈を無視したテキストがXに投下されると、状況は一変します。「芸能人の育児はシッター頼みで楽をしているはずだ」「弱音を吐くのは甘え」といった心ない誹謗中傷、いわゆる「クソリプ」が殺到しました。これに対し、彼女は自身の公式アカウントで「今のXは本当に治安が悪い」「何を言っても曲解されて叩かれる」と胸中を吐露したのです。
この率直な発言に対しては、女優の橋本環奈が「SNSを見るのが怖くなる時がある」と共鳴したほか、作家の乙武洋匡氏もX上で「理不尽な言いがかりに対して声を上げるのは当然の防衛反応だ」と擁護するポストを投稿。芸能界全体を巻き込む大きな議論へと発展しました。自ら火種を作ったのではなく、理不尽なネットリンチに毅然と立ち向かった結果として、世間の耳目を集める形となったわけです。