仏炎苞は花じゃない!水芭蕉やカラーが隠す植物の驚愕の秘密を徹底解説

仏炎苞は花じゃない!水芭蕉やカラーが隠す植物の驚愕の秘密を徹底解説

仏炎苞は花じゃない!水芭蕉やカラーが隠す植物の驚愕の秘密を徹底解説を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。

仏炎苞を持つ植物の中でも、進化の極致とも言える驚くべき生態を持つのが「ザゼンソウ」と「マムシグサ」です。

早春の残雪期に顔を出すザゼンソウ(座禅草)は、自ら熱を生み出す発熱植物として世界中の研究者から注目されています。肉穂花序の細胞内にあるミトコンドリアの働きにより、氷点下の環境下でも内部の温度を約20℃前後に一定維持します。周囲の雪を熱で溶かして顔を出し、活動を始めたばかりのハエなどの昆虫を暖かい仏炎苞内に招き入れて受粉を成功させるという、驚異的なシステムを確立しています。

一方、山林で見かけるマムシグサは、ヘビのマムシが首をもたげたような禍々しい姿の仏炎苞を持ちます。その内部は一度入ったら簡単には出られない「落とし穴トラップ」になっています。マムシグサには雄株と雌株があり、雄株の仏炎苞の底には虫が脱出できる小さな穴が開いており、虫は花粉まみれになって外へ逃げ出します。しかし、雌株の仏炎苞の底には脱出口がなく、迷い込んだキノコバエは受粉を完了させた後に命を落とすという、厳格で過酷な生殖システムを持っています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。