ふっくらした輪郭を活かしながら劇的に垢抜けるためには、錯視効果を巧みに操るヘアメイクの技術が欠かせない。輪郭をただ髪で覆い隠す旧来の手法は顔を暗く見せるだけだ。最新のアプローチは「余白を活かし、視線を中央と上部に集める」ことにある。
ヘアスタイルにおいては、頬骨のラインから顎下にかけて流れる「フェザーバング」や、顔周りに繊細な段差を入れる「レイヤーカット」が絶大な威力を発揮する。毛先を重くせず、首元にくびれを作ることで、頬のふくらみが自然な立体感へと変換される。
メイクアップでは、輪郭を濃いブラウンで削る古いシェーディングから脱却したい。ポイントは以下の3点だ。
・チークの位置:頬骨の最も高い位置よりわずかに内側、高めの位置に楕円形にふわりとのせ、リフトアップ効果を狙う。
・ハイライトの効かせ方:鼻根、目頭のくぼみ、唇の山の上など、顔の中心軸に光を集めて縦のラインを強調する。
・リップの質感:輪郭をくっきり縁取らず、内側から滲むようなグラデーションで抜け感を演出する。