四條畷高校への合格切符を手にする上で、避けて通れない最大の関門が「大阪府立高校入試C問題」です。大阪府の公立高校入試では、国語・数学・英語の3教科において難易度別の問題(A・B・C)が用意されていますが、文理学科設置校は全科目で最難関のC問題を採用しています。
特に数学C問題は全国屈指の難易度を誇り、難解な空間図形や関数融合問題が並びます。文理学科合格者平均でも得点率が40%〜55%台に沈むことが珍しくありません。ここで差を広げられないためには、難問を完答する力以上に「解ける基本・標準問題を1問も落とさない計算力と取捨選択力」が合否を決定づけます。
英語C問題においては、長文読解の語数とスピードが圧倒的です。しかし大阪府入試には、「英検2級取得者は学力検査の英語の得点を80%(72点/90点)、準1級取得者は100%(90点/90点)に読み替える」という強力な制度が存在します。四條畷高校の合格者のうち、実に8割〜9割近い生徒が中3の秋までに英検2級以上を取得して入試に挑んでいるのが昨今の実情です。英検を利用して72点分を事前に確定させておくことは、もはや「有利になるための武器」ではなく「持っていなければ土俵に上がれない防具」となっています。
内申点の目安については、中学1年〜3年の通知表の評定(45点満点)を中1×2、中2×2、中3×6の計270点満点に換算して算出します。合格者の平均的な内申点は255点〜265点です。これは、オール5(270点)を基本としつつも、主要5教科は「5」を死守し、実技4教科でいくつか「4」がある程度にとどめなければならない水準です。
万が一、筆記試験当日の合計点が合否ラインの上下数%に位置した場合は「四條畷高校ボーダーゾーン」の選考対象となります。ボーダーゾーンに入った場合、中学校から提出された自己申告書や活動記録が精査され、点数順ではなく総合的な資質で当落が決まるため、日頃の学校行事や探究活動への真摯な向き合い方も問われます。