ネット上の掲示板やSNS、知恵袋などで数え切れないほど投稿されてきた疑問が、「負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事の中で、結局どれが一番大事なのか?」という問いです。日本語の文法上、「〜事、〜事、〜事、〜事、駄目になりそうな時 それが一番大事」と続くため、「それが指すのは一体どれなのか」というツッコミが長年愛されてきました。
この疑問に決定的な答えが出たのは、2015年に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』でした。番組に出演した立川俊之氏は、自らの大ヒットによる苦悩や天狗になってしまった過去を激白。その中で「結局どれが一番大事なのか」という核心的な質問に対し、次のように述べてスタジオと視聴者を騒然とさせました。
立川氏は「ぶっちゃけ、どれも大事じゃない」「本当に大事なのは『見栄を張らないこと』と『健康』」とユーモアたっぷりにぶっちゃけトークを展開。大ヒットによって何万回と歌わされ続けた結果、曲への愛着とプレッシャーの間で葛藤した生々しい胸中を告白しました。当時この発言はネット上で大きな反響を呼び、「清々しすぎる」「爆笑したけれど本質を突いている」と絶賛を集めました。
しかし、立川氏は単に自虐として片付けたわけではありません。別のインタビューや音楽番組の特番では、「作詞した当時は25歳前後。若さゆえの勢いで、思いつく限りの大切な姿勢を並べて作った」「あえて1つに特定せず、聴く人がその時々で必要としている言葉を選べるようにした」とも語っています。つまり、「どれが一番大事か」は聴き手の状況次第で変化するオープンエンドな構造こそが、この楽曲の真意だったのです。