廣津留すみれ氏の経歴を語る上で欠かせないのが、世界最高峰の学術機関と音楽院の双方をトップの成績で駆け抜けた学歴の厚みです。
1993年に大分県大分市で生まれた彼女は、幼少期からバイオリンの才能を発揮。国内のコンクールで頭角を現しながらも、名門私立校ではなく地元の公立トップ校である大分県立大分上野丘高等学校に進学しました。高校在学中の2009年には、世界的なバイオリニストの登竜門とされる「イタリア・イブラ国際コンクール」でグランプリを受賞し、カーネギーホールでの全米デビューを勝ち取っています。
驚くべきは、海外留学経験がないまま、高校3年時に米ハーバード大学へ願書を提出し、現役合格を果たした点です。さらに大学では音楽だけでなく国際関係や応用数学などリベラルアーツを幅広く修め、成績上位5%のみに与えられる最優秀の栄誉「スンマ・カム・ラウデ(Summa Cum Laude)」を獲得して首席で卒業しました。
ハーバード卒業後は、音楽の名門であるジュリアード音楽院修士課程へと進学。ここでも卓越した演奏技術と深い楽曲解釈が高く評価され、音楽院を首席で卒業するという前人未到のダブルクラウンを達成しました。ヨーヨー・マが主宰する「シルクロード・アンサンブル」との共演や、ニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーとの室内楽など、国際舞台での実績は枚挙にいとまがありません。