デジタル化の波は、伝統的な高級贈答の現場にも波及している。歴史あるデパートとして日本の贈答文化を支えてきた株式会社三越伊勢丹は、オンライン限定の体験カタログや限定グルメのデジタルチケットを拡充。歴史と信頼に裏打ちされたクオリティを保ちつつ、現代のデジタルニーズに柔軟に対応している。
一方で、楽天市場やAmazonといった大手のECプラットフォームも、品揃えの多様化に拍車をかける。贈られた側が自分で好きな商品や体験を選べるデジタルカタログギフトは、売れ筋ランキングの常連となった。贈る側の「センスに自信がない」「不要なものをあげたくない」という不安と、受け取る側の「欲しいものがない」という本音を、テクノロジーが見事に仲介・解決している構図がここにある。