TCGの醍醐味は対戦にあります。しかし、スマートフォンの画面越しにデュエルスペース設置店を確認して現地へ向かったものの、満席でプレイできなかったという経験を持つ人は少なくありません。現在、カードショップ対戦スペース空き状況は曜日や時間帯によって極端な偏りを見せています。
現場取材で見えてきたのは、平日の17時以降および休日の終日における「公認大会(ジムバトルやショップ大会)」による座席占有の実態です。多くの店舗では、一般のフリー対戦希望者に対して大会開催エリアを開放していません。そのため、64席ある大型スペースであっても、大会参加者で全席が埋まり、一般プレイヤーは立ち見すら許されない状況が日常的に発生しています。
この問題を回避するために定着しつつあるのが、専用の座席予約システムや店舗公式アプリの活用です。2026年現在、先進的なショップでは「席料制(例:1時間200円〜300円、または店内商品500円以上購入でフリー)」を導入し、無断居座りや長時間の荷物放置を排除して回転率を上げる取り組みが広がっています。結果として、「完全無料のフリースペース」を謳う店舗よりも、少額の課金制を採用している店舗の方が治安が良く、クリーンな空調と十分なプレイマットスペースが確保されている傾向にあります。