手軽に美しい文字やイラストを描ける便利アイテムとして、洋菓子作りに欠かせない存在となったチョコペン。しかし、購入時に注意しないと予想外の罠にハマる。パッケージをよく確認するとわかるが、市販品には大きく分けて「速乾タイプ(硬化型)」と「ソフトタイプチョコペン」の2種類が流通しているからだ。
主に株式会社大創産業(ダイソー)や株式会社セリアといった100円ショップ、さらには大手メーカーの共立食品株式会社などから多種多様なカラーが販売されている。初心者にとって「湯せん不要で絞り出しやすい」というソフトタイプは魅力的に映る。だが、その扱いやすさの裏には大きな落とし穴が存在していた。
硬化型チョコレートはカカオバターの特性を活かし、温度管理によって結晶化する。対してソフトタイプは、低温でも固まりにくい特殊な植物油脂を中心に配合されているのだ。つまり、室温放置はもちろん、単に冷蔵庫に入れるだけでは本質的に固まらない構造になっている。