羽アリの発生を目撃した際、多くの人が「羽アリがいなくなれば一旦は収まった」と錯覚してしまいます。しかし、これは単に群飛のタイミングが終わっただけであり、床下の本体コロニーでは今この瞬間も柱や土台の食害が進行しています。羽アリの発生を放置することは、将来的な耐震強度の低下や大地震時の倒壊リスク、売却時の資産価値暴落へ直結します。
では、どのような状況であれば様子見が可能で、どのような状況なら即座にプロを呼ぶべきなのでしょうか。明確な判断基準を提示します。
即座に専門業者へ精密点検・駆除を依頼すべき条件
- 室内(畳、巾木、窓枠、壁の隙間)から羽アリが次々と湧き出ている
- 室内に脱落した大量の羽がまとまって落ちている
- 床がきしむ、建具が歪んでいるなど、すでに木部や構造の異変を感じている
- 過去5年以上、床下のシロアリ防除消毒を行っていない木造住宅である
外からの飛来として清掃しつつ経過観察してよい条件
- 屋外のベランダや網戸の外側に数匹だけ張り付いており、室内への侵入形跡がない
- 近隣の街灯周辺で飛んでおり、自宅の基礎周辺に蟻道や木部の異常が一切見られない
- 直近1〜2年以内に信頼できる業者による完全防除施工を完了し、5年保証期間内である