哲学堂公園の心霊の噂は本当か?井上円了の思想と七十七場の謎を徹底解剖

哲学堂公園の心霊の噂は本当か?井上円了の思想と七十七場の謎を徹底解剖

哲学堂公園の心霊の噂は本当か?井上円了の思想と七十七場の謎を徹底解剖の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

哲学堂公園の真骨頂は、敷地全体に配置された七十七場(しちじゅうしちじょう)の見どころにあります。園内は「時空岡(じくうこう)」や「唯物園(ゆいぶつえん)」など、哲学の概念になぞらえたゾーンに分かれており、順路を辿ることで東洋・西洋の知の体系を身体感覚として追体験できる構造です。

その中心を成すのが、国の名勝指定および中野区指定有形文化財である哲学堂公園の四聖堂と六賢台です。

四聖堂(しせいどう)は、公園の原点となった建築物であり、東洋哲学を代表する孔子と釈迦、西洋哲学を代表するソクラテスとカントの「世界四聖」が祀られています。東西の知性が一つの堂内で対峙する空間設計は、明治という文明開化の激動期において東西思想の融合を目指した円了の壮大なヴィジョンを物語っています。

一方、朱塗りの鮮やかな二重塔である六賢台(ろくけんだい)には、日本の聖徳太子・菅原道真、中国の荘子・朱熹、インドの龍樹・迦毘羅の6人が祀られています。これらに加え、主客一体の境地を表す「三学亭」や、常識を逆転させる「無尽蔵」など、各スポットには深い哲学的思索が組み込まれており、単なる散策路を超えた知的アドベンチャーの様相を呈しています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。