サロン帰りの仕上がりを自宅の洗面台で再現できなければ、どんなに素晴らしいカットも意味を成しません。田中みな実さんのような洗練された外ハネボブのセット方法は、実は驚くほどシンプルで、朝の所要時間は5分程度で完結します。
用意するのは、26mm〜32mmのコテ(カールアイロン)またはストレートアイロンです。髪を上下2段にブロッキングし、下の段の毛先を「クイッ」と強く曲げすぎず、アイロンをすっと通して手首をわずかに返す程度に外ハネを作ります。角度にして約15度から20度の控えめなハネ感が、やりすぎ感のない大人の上品さを生み出します。
次に、表面のレイヤーが入った毛束を少量ずつ取り、中間に向かってゆるやかな内巻き(フォワード巻き)を入れます。この「外ハネの裾」と「内側に入る表面のふんわり感」のコントラストが、美しいくびれフォルムを構築します。
仕上げの要となるのが、本人が美容誌等で愛用スタイリング剤として言及している軽やかなオイルやバームの選定です。重すぎるテクスチャーのオイルを根元からベタづけするのは厳禁です。1〜2滴のヘアオイルを手のひら全体と指の間にしっかりと伸ばし、以下の手順で塗布します。
- まず後頭部から毛先の内側に手を通し、全体のボリュームを落ち着かせる。
- 余ったオイルを髪の表面に撫でるようにつけ、毛先にだけツヤを足す。
- 手のひらに残ったごく微量の油分で、前髪の毛先をつまむようにして束感を作る。
耳の上に髪を半分だけ掛け、もみあげ周辺のおくれ毛を一筋引き出すことで、テレビ画面で見せるような色っぽさと抜け感が瞬時に完成します。