GEXスリムフィルターの本体性能を高める過程で避けて通れないのが、「水流の強さ」と「動作ノイズ」への対処です。スリムフィルターに内蔵された水中モーターは小型ながら吐出量が大きく、30cm前後の小型水槽やキューブ水槽に設置すると洗濯機のような激しい渦流が発生します。とりわけ遊泳力の弱いメダカや稚魚の飼育では、GEXスリムフィルターメダカ用改造が必須となります。
効果的なGEXスリムフィルター水流弱める方法は、排水口の「スロープ延長」です。排出口のプラスチックリップ部分に、粗目スポンジを薄くスライスしたチップやプラスチック板を挟み込み、落下する飼育水を水面直下へと滑らかに導きます。これにより水槽全体の対流が穏やかになり、水面が激しく波打つのを抑制できます。
同時に施すべきが、GEXスリムフィルター稚エビ吸い込み防止策です。純正のストレーナーはスリットが広く、生まれたばかりのミナミヌマエビやメダカの稚魚が内部に吸い込まれてインペラー事故に遭うケースが後を絶ちません。ストレーナーパイプに目の細かいスポンジフィルター(P-Iフィルター用や純正スポンジストレーナー)を装着することで、稚エビの事故を100%遮断すると同時に、モーター直前での一次物理ろ過を成立させます。
寝室やデスク周りに設置しているユーザーにとって切実なGEXスリムフィルター静音化対策としては、天面フタの振動共振防止が最も効果的です。薄型樹脂のフタはモーターの微細振動を拾って「ビビビ」という共鳴音を発生させやすいため、フタと本体の接触面にシリコン製の極小クッションゴムや防振テープを貼るだけで、体感ノイズは劇的に減少します。また、インペラーの磁石軸にアクアリウム用の安全なシリコングリスをごく微量塗布することで、経年劣化によるガラガラ音を封じ込めることが可能です。