地震の少ない県はどこ?岡山・富山の真相と移住先選びの真実【2026】

地震の少ない県はどこ?岡山・富山の真相と移住先選びの真実【2026】

地震の少ない県はどこ?岡山・富山の真相と移住先選びの真実【2026】の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

日本全国の地震動を定量的に把握する上で不可欠な一次資料が、気象庁が公開している「震度データベース」です。過去100年以上にわたる観測記録から、震度1以上の「日常生活で体感できる揺れ」の積算回数を都道府県別に抽出すると、歴然とした地域差が存在することが分かります。

長期的な集計において、有感地震の発生件数が全国最少水準を維持し続けているのは富山県と佐賀県です。これに岡山県、島根県、香川県が続く構成となっています。特に富山県や佐賀県における年間平均の有感地震回数は、激甚なプレート境界型地震に頻繁に見舞われる東北太平洋側や南関東と比較して、わずか数十分の一から百分の一程度にとどまる年が少なくありません。

こうしたリスクの低さは、金融工学と統計データに基づいて設定される民間保険の数字にも直結しています。損害保険料率算出機構が算出する「地震保険基準料率」において、各都道府県は倒壊・罹災リスクに応じて以下のように区分されています。

都道府県・地域詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価富山県・佐賀県地震保険料率:第1等地
(保険料例:年約7,000円〜9,000円)全国最安区分(1等〜3等地)長期的な体感震度は極めて少ない。ただし内陸の局所活断層の個別精査は必須。岡山県耐震地盤:花崗岩質が広域に分布
地震保険料率:第1乃至第2境界域全国平均より deutlich 安価主要プレート境界から適度な距離があり、揺れの増幅率が低い岩盤エリアが多い。東京都・神奈川県地震保険料率:第3等地
(保険料例:年約25,000円〜30,000円前後)全国最高クラスの高負担相模トラフ・東京湾直下など多重のリスクを抱え、財政支出と共済設計で最も不利。高知県・静岡県南海トラフ直打エリア
想定震度6強〜7、津波浸水想定多災害想定の指標地域産業・居住ともに高台移転や免震化が急務であり、地震対策投資の比重が極大。

保険料率という冷徹な金融指標を見ても、東京や神奈川といった南関東や南海トラフの直撃が予測される太平洋沿岸部と、第1等地に指定されている地域とでは、毎年支払う保険料に最大約3倍もの開きが生じています。数字の上で富山や佐賀、中四国の瀬戸内側・山陰側が「地震の少ない地域」として扱われてきたのは、揺れの観測回数と構造物損壊確率において歴然とした優位性を持っていたからです。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。