映画『ちはやふる -結び-』における人間関係の構図(相関図)において、新入部員の筑波秋博と花野菫(優希美青)は、前作で強固に仕上がっていた瑞沢かるた部の絆に新たなドラマを生み出す極めて重要なピースでした。
主演の広瀬すず(綾瀬千早役)や野村周平(真島太一役)、新田真剣佑(綿谷新役)といった同世代のトップランナーが集う現場において、佐野勇斗は合宿形式で行われたかるたの猛特訓から参加。競技かるた特有の膝の痛みや指の負傷に耐えながら、畳の上の所作を徹底的に叩き込みました。
現場取材や当時の舞台挨拶で明かされたエピソードとして特に有名なのが、筑波の見せ場である「白目」や「舌打ち」の演技です。原作の筑波が見せる独特の表情を実写へ落とし込む際、佐野勇斗は鏡の前で何度も筋肉の動かし方を研究し、監督からのリクエストに対して即座に全力の変顔を披露。共演陣の笑いを誘い、現場の空気を一気に和ませるムードメーカーとしての役割も果たしていました。広瀬すずをはじめとする先輩部員たちも、彼の全力投球な姿勢に刺激を受け、瑞沢高校かるた部の「本物の部活のような熱量」が画面越しに伝わる名シーンの数々が誕生しました。