こうした意識変化の波をいち早く捉え、市場を牽引してきたのが株式会社マンダムをはじめとするパーソナルケアのパイオニアたちだ。かつてはシェーバーやヘアワックスが中心だったドラッグストアの棚には、現在、すね毛専用のすきカミソリやボディ用トリマー、除毛クリームがずらりと並んでいる。
かつては一部の高感度層のものだったメンズ美容は、いまや日常的なエチケットへと昇華した。カミソリで完全に剃り落とすのではなく、刃が肌に直接当たらない構造で毛量を半分程度に間引くアイテムがヒットしている事実は、男性たちが「自然な清潔感」をいかに手軽に求めているかを象徴している。