短距離界で圧倒的なスピードを誇る選手たちには、明確な共通点が存在します。
第一に、「接地時間が極端に短い」点です。足が地面に触れている時間はわずか0.08秒〜0.1秒程度であり、スーパーボールが床で跳ね返るような弾力的な接地を行っています。
第二に、「上半身が常に脱力している」ことです。肩や首に無駄な力みがあると腕振りの軌道がブレ、下半身のスムーズな連動が妨げられます。足が速い人ほど顔の表情はリラックスしており、肩甲骨から腕を柔らかく大きく振っています。
才能の差だと諦める前に、トップ選手の脱力感とリズミカルな接地動作をお手本として反復練習することが、記録更新への確かな近道となります。