自由な働き方の代名詞と持て囃されたギグワークですが、ウーバーイーツ配達員専業の生活実態とネットの反応を精査すると、法制度と税制の引き締めによる構造転換が浮き彫りになります。掲示板やSNSでは「手取りが年々目減りしている」「ガソリン代と消耗品費の高騰で利益率が落ちた」という嘆きが絶えません。
特に実務上のハードルとなっているのが、ウーバーイーツ配達員インボイス制度対応と確定申告の負担です。免税事業者の経過措置(2割特例など)が段階的に見直される中で、消費税の納税義務をどう処理するか、あるいは課税事業者登録を避けて報酬額の調整を受け入れるかという選択を迫られました。年間所得が20万円を超える副業配達員、あるいは専業配達員は青色申告による各種控除や経費管理を徹底しなければ、手元に残る可処分所得が大きく削られます。
もう一つの重要課題が安全保障です。業務中の事故に備えるウーバーイーツ配達員事故補償と任意保険に関して、プラットフォーム提供の対人・対物見舞金制度はあるものの、配達員自身の負傷や休業補償は不十分な側面が残ります。現在は国による「フリーランス・労災保険の特別加入制度」の利用が強く推奨されており、自身の生活を防衛するための固定保険コストが実質的な必須支出となりました。