新大久保のいわゆる「イスラム横丁」周辺には数多くの多国籍食材店が存在しますが、その中でも大久保 インドネシア食材店のパイオニアとして確固たる地位を築いているのがトコインネシアです。なぜこれほどまでに多くの人々を引きつけるのか、その要因は大きく3つに集約されます。
第一に、徹底したハラール食品の網羅性です。イスラム教徒(ムスリム)が人口の大半を占めるインドネシアの食文化に合わせ、店内にある肉類(牛肉・鶏肉・ヤギ肉など)や加工食品は厳格なハラール規定をクリアしたもののみをセレクト。日本で暮らす留学生や技能実習生、大使館関係者にとって、生活を支えるライフラインとして機能しています。
第二に、現地の味覚をそのまま再現できる調味料と生鮮素材の厚みです。インドネシア料理に欠かせない万能チリペーストである「サンバル(Sambal)」は、定番のサンバルトラシから激辛のサンバルイジョまで十数種類以上が常時ストックされています。さらに、発酵大豆食品である新鮮な「テンペ」や、甘みとコクを決定づける「ケチャップマニス」、生のレモングラスやバイマックルー(こぶみかんの葉)といったハーブ類まで、現地の台所そのものが再現されています。
第三に、直輸入ルートによるリーズナブルな価格設定です。輸入代理店を何重にも介さない現地直結の仕入れ体制により、一般的な輸入食料品店と比較しても圧倒的にコストパフォーマンスが高い点が、リピーターを生み出す最大の原動力となっています。