山手線がストップした際、円の「内側を突っ切る地下鉄ルート」をいかに早く想起できるかが明暗を分けます。山手線は東京の中心部をぐるりと囲む形状をしているため、都心の地下を縦横に走る東京メトロおよび都営地下鉄を活用すれば、ほぼすべての主要駅へ迂回アクセスが可能です。
東西・南北を短絡する代表的な鉄板迂回ルート
- 新宿 ⇔ 東京・大手町:東京メトロ丸ノ内線を利用。山手線で南側(品川経由)を大回りするよりも通常時ですら速いルートです。
- 渋谷 ⇔ 新橋・銀座:東京メトロ銀座線を利用。表参道・赤坂見附を経由し、約15分で直結します。
- 池袋 ⇔ 飯田橋・有楽町:東京メトロ有楽町線を利用。池袋から有楽町駅まで約20分でダイレクトに抜けられます。
- 新宿・代々木 ⇔ 六本木・大門(浜松町):都営大江戸線を利用。山手線の南東エリアへ地下から直行できます。
- 上野・秋葉原 ⇔ 銀座・中目黒:東京メトロ日比谷線を利用。秋葉原から日比谷・恵比寿方面へのバイパスとして機能します。
振替輸送を利用する際の注意点
運転見合わせ時に実施される「振替輸送」は、対象区間の乗車券・定期券を所持している乗客に対し、他社線を経由して目的地へ追加運賃なしで誘導する仕組みです。ここで多くの人が誤解しやすいのが、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードの残高(チャージ残額)で入場した場合は振替輸送の対象外となる点です。
ICカード定期券区間外をチャージ額で乗車していた場合は、迂回先の地下鉄・私鉄の運賃が全額自己負担となります。ただし、「数百円の運賃を払ってでも定刻に到着したい」ビジネスパーソンにとっては、振替の手続きを待たずにICカードで即座に地下鉄改札へ向かうことこそが最も合理的なタイムマネジメントとなります。