福岡県出身の渕上舞は、代々木アニメーション学院を卒業後、2007年の「第2回シグマ・セブン公開オーディション」に合格して声優としてのキャリアをスタートさせました。順風満帆に見えた道のりでしたが、初期の活動では思うように役を掴めず、所属事務所を離脱するなど深い苦悩の時期を経験しています。
当時のインタビューや関係者の証言によると、彼女自身「これが最後のオーディションになるかもしれない」と背水の陣で挑んだ作品こそが、後に社会現象を巻き起こす『ガールズ&パンツァー』でした。現在の所属事務所である株式会社m&iへの移籍を経て、彼女のキャリアは劇的な好転を遂げます。挫折と葛藤を味わった経験が、演じるキャラクターの「繊細な揺らぎ」や「芯の強さ」に深みを与える大きな糧となったことは間違いありません。