マイケル「ヒューマン・ネイチャー」誕生秘話|Totoと起こした奇跡の真実

マイケル「ヒューマン・ネイチャー」誕生秘話|Totoと起こした奇跡の真実

マイケル「ヒューマン・ネイチャー」誕生秘話|Totoと起こした奇跡の真実の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

マイケル・ジャクソンの名盤『スリラー』において、TOTOが果たした役割は単なる外部ソングライターにとどまりません。彼らはアルバム全体の骨格を支えるスタジオの中核として、凄まじい熱量で制作に携わっていました。

ここで、1982年11月30日にリリースされ、累計売上7,000万枚超という前人未到の記録を打ち立てたアルバム『スリラー』の全容を振り返ってみましょう。

曲順 / 曲名作詞・作曲TOTOメンバーの参加状況楽曲の特徴・位置づけ1. Wanna Be Startin' Somethin'マイケル・ジャクソンなし強靭なファンクビートによる幕開け2. Baby Be Mineロッド・テンパートンなし洗練されたアーバン・ソウル3. The Girl Is Mineマイケル・ジャクソンペイチ、ルカサー、J.ポーカロポール・マッカートニーとのデュエット先行シングル4. Thrillerロッド・テンパートンS.ポーカロ(シンセプログラミング)MV史を塗り替えた表題作のホラーディスコ5. Beat Itマイケル・ジャクソンルカサー(Gt/Ba)、J.ポーカロ(Dr)ヴァン・ヘイレンのソロとルカサーのリフが融合6. Billie Jeanマイケル・ジャクソンなしベースラインが支配するダンス・ポップの金字塔7. Human NatureS.ポーカロ、J.ベティスS.ポーカロ、ペイチ、ルカサー、J.ポーカロTOTOがバンド総出で仕上げた至高のバラード8. P.Y.T. (Pretty Young Thing)J.イングラム、Q.ジョーンズなし軽快でキャッチーなエレクトロファンク9. The Lady in My Lifeロッド・テンパートンルカサー、J.ポーカロアルバムを美しく締めくくるスロウ・ジャム

スティーヴルカサー 参加 詳細まとめとして特筆すべきは、「ビート・イット」におけるヘヴィなリズムギターとベーストラックの演奏だけでなく、「ヒューマン・ネイチャー」における極めて繊細なアプローチです。ルカサーは自己主張を極力抑え、空間系エフェクトを巧みに配したクリーンなカッティングとミュートピッキングで、楽曲の持つ透明感を最大限に引き立てました。

さらに、故ジェフ・ポーカロが叩き出すシャッフル気味の絶妙な16ビートのゴーストノートとハイハットワークが、楽曲に生き生きとした呼吸を与えています。「マイケルジャクソン TOTO 制作秘話」の核心は、当時のウエストコースト・AORの頂点にいたミュージシャンたちの緻密なアンサンブルが、マイケルの黒人音楽としてのソウルネスと完全に共鳴した点にあるのです。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。