なぜ、一見すると対極に位置するような繊細な美意識を持つタレントが、泥臭い吉本興業の芸人たちからこれほどまでに重宝され、愛されるのだろうか。現場のスタッフや関係者の証言を辿ると、意外な真実が見えてくる。
父である桑田真澄から受け継いだアスリート譲りのストイックさと、現場に対する圧倒的な敬意である。どれほど過酷なロケであっても、どんなに理不尽な振りに見えても、彼は決して嫌な顔を見せない。メイクの準備に何時間かけようとも、カメラが回れば完璧なプロとして振る舞う。
お笑い界の第一線で戦うコメディアンたちは、そうした彼の真摯な姿勢と折れない心に深いリスペクトを抱いている。いじり、いじられる関係性の裏には、プロフェッショナル同士の確かな信頼関係が存在しているのだ。