テレビメディアの役割も大きなものがある。NHK Eテレで放送された育児ドキュメンタリーの特集企画では、実際の小児医療現場における「子ども目線の工夫」が克明に描かれた。待ち時間に退屈させないキッズスペースの設計や、注射器を子どもの視界に入れない工夫など、医療機関側の手厚い取り組みが反響を呼んだ。
番組内で紹介されたクリニックでは、診察室に入った子どもに対して医師がまず雑談から始める。白衣を脱いで私服風のエプロンを着る医師も増えた。「病院=怖い場所」という固定概念を打ち破る試みが、全国へと波及している。