都市交通の劇的な改善をもたらしたM11号線。当初の一部暫定開業から延伸が進み、新市街の主要幹線であるM2号線との接続駅「ガイレッテーペ(Gayrettepe)」まで直結したことで、実用性が飛躍的に向上しました。空港ターミナル内の案内表示「U(地下鉄マーク)」に従って地下通路を進むと、近代的なメトロ乗り場に到着します。
地下鉄を利用する上で絶対に避けて通れないのが、市内公共交通の共通ICカードであるイスタンブールカード(Istanbulkart)の購入です。改札前に並ぶ黄色と青色の自動券売機「ビレットマティック(Biletmatik)」で購入しますが、ここで多くの旅行者が立ち往生する現場トラブルが頻発しています。
最大の注意点は、「券売機はお釣りが出ない(残金がすべてカードへ自動チャージされる)」という点です。例えば少額だけチャージしたいときに高額紙幣(200トルコリラ札など)を投入すると、全額がそのままチャージされてしまいます。また、クレジットカード対応の機械が増設されているものの、日本のクレジットカードでは通信エラーや非接触認証の失敗で弾かれるケースが現場取材でも複数確認されています。必ず少額のトルコリラ現金(50リラ、100リラ紙幣)を空港内の両替所またはATMで事前に用意しておくことが円滑な購入の鉄則です。
ガイレッテーペ駅での乗り換えは地下通路を数分歩く必要がありますが、そこからM2線に乗り換えれば、若者で賑わうタクシム広場や、旧市街の入口であるヴェズネジレル(Vezneciler)駅へ容易にアクセスできます。イスタンブール空港から市内所要時間は乗り換えを含めて約1時間強。激しい道路渋滞の影響を1秒も受けない確実性は、メトロならではの強靭なメリットです。