パーマをかけた日は洗髪Ng?当日の正しい過ごし方と長持ちの鉄則

パーマをかけた日は洗髪Ng?当日の正しい過ごし方と長持ちの鉄則

パーマをかけた日は洗髪Ng?当日の正しい過ごし方と長持ちの鉄則について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

「パーマ当日に髪を洗うとカールが落ちる」という言説は、単なるサロン側の責任逃れや迷信ではありません。そこには明確な毛髪化学のメカニズムが存在します。 パーマの施術は、毛髪の骨格を支えるケラチンタンパク質の「シスチン結合(S-S結合)」を1剤(還元剤)で切断し、ロッドで形状を変形させた後、2剤(酸化剤)で再結合させるプロセスです。美容室のシャンプー台で行われる2剤処理によって、結合の約85〜90%は再結合されます。しかし、残りの10〜15%は施術直後において極めて不安定な状態に留まっており、空気中の酸素と触れ合う「空気酸化」を経て、およそ24時間から48時間かけて完全な定着へ至ります。これがパーマ酸化定着時間の真相です。

この未成熟な定着期間中に界面活性剤を主成分とするシャンプー剤を使用すると、毛髪のpHが一時的にアルカリ側へ傾き、キューティクルが過度に開きます。その結果、わずかに繋ぎ止められていたシスチン結合が物理的な水分侵入と摩擦によって再び解かれ、ウェーブが著しく伸長してしまうのです。これがパーマ24時間洗髪禁止の根拠であり、パーマがすぐ落ちる原因の筆頭に挙げられます。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。