ネット上の体験談などで頻繁に目にするのが「好転反応」という言葉です。東洋医学でいう「瞑眩(めんげん)反応」に由来し、体内の毒素排泄や代謝修復の過程で一時的に不調が出る現象を指します。実際にファスティング2日目は好転反応のピークと重なりやすく、特有の不定愁訴が複合的に発生します。
しかし、すべてを「好転反応だから耐えれば治る」と片付けるのは危険です。医療従事者の臨床観察によると、不快症状の9割以上は生理学的に説明がつく「低血糖」と「脱水・低ナトリウム血症」に起因しています。
ファスティング2日目に頭痛が出た場合の対処法として最も重要なのは、カフェイン離脱の可能性と塩分不足の切り分けです。日頃からコーヒーや緑茶を愛飲している人は、カフェインの血管収縮作用が切れて脳血管が急激に拡張し、ズキズキと脈打つような激痛に見舞われます。この場合、こめかみを冷やし、暗く静かな部屋で横になるのが効果的です。
一方、立ち上がった瞬間の立ちくらみ、締め付けられるような鈍痛、ファスティング2日目の吐き気やめまい、眠気やだるさは、体内の電解質バランスが崩れたサインです。インスリン分泌の急低下に伴い、腎臓から水分とナトリウムが急速に尿として体外へ排出されるため、細胞外液が減少し、低血圧と脱水状態に陥っているのです。