故障車のエンジンが目覚めると安堵から気が緩みがちですが、ケーブルの撤去作業中にも重大なショート事故が頻発しています。ブースターケーブルの外し方の順番は、繋いだ手順を1ステップずつ巻き戻す「完全な逆順」で行わなければなりません。
ステップ1:故障車の未塗装金属部(アース)から「黒」を外す
最初に外すのは、故障車のエンジンブロック等に接続していた黒いケーブルです。クリップが勢いよく弾けて他の端子に接触しないよう、手元をしっかり握って外します。
ステップ2:救援車のマイナス(-)端子から「黒」を外す
次に、救援車のバッテリーマイナス端子から黒いケーブルを外します。これで黒いアースケーブルが完全に両車からフリーになります。
ステップ3:救援車のプラス(+)端子から「赤」を外す
救援車のバッテリープラス端子から赤いケーブルを外します。
ステップ4:故障車のプラス(+)端子から「赤」を外す
最後に、故障車のバッテリープラス端子から赤いケーブルを取り外します。
取り外した直後、故障車のエンジンは決して切ってはいけません。ジャンプスタートで得られた電力は始動のための初動エネルギーに過ぎず、バッテリー自体は依然として空っぽの状態です。エアコンやオーディオなどの電装品を最小限に抑え、最低でも30分から1時間程度走行(アイドリングだけでは発電量が不十分な場合が多い)させ、オルタネーター(発電機)による十分な充電を行ってください。