これまでメジャーリーグ機構は、レギュラーシーズン中の選手派遣に対して極めて慎重な姿勢を貫いてきた。しかし、IOC(国際オリンピック委員会)とMLB(メジャーリーグベースボール)の間では、すでに水面下で集中的な極秘交渉が重ねられている。焦点となっているのは、大会期間中のシーズン一時中断、もしくは特定スター選手に対する個別派遣の特別枠設置だ。
IOC側は世界的な視聴率と若年層の野球ファン開拓を狙い、大谷翔平をはじめとするトップメジャーリーガーの参戦を強く要請している。これに対し、MLB側も世界展開という共通の利益を認識しつつも、過密な公式戦スケジュールの調整と莫大なリスクの回避を条件として突きつけており、交渉は激しい駆け引きが続いている。