アルバイト採用面接を通過した新人パートナーが、最初に高い心理的障壁を感じるのが「レジ業務」です。大手クチコミサイトや現役・OGパートナーへのヒアリングでも、「バー(ドリンク作成)よりもレジ打ちのほうが圧倒的に覚える情報量が多く、パニックになりかけた」という証言が多数寄せられています。
スタバのレジが難しい理由の筆頭に挙げられるのが、スターバックスドリンク略称レジコードの完全暗記です。注文を受けると同時に、頭の中で正式名称を内部識別コードへ変換する作業が発生します。
スタバのバイト研修レジでは、いきなり店頭に立つことはありません。まずは社内トレーニング教材を用いた座学からスタートし、オフラインのトレーニングモードを搭載したPOS端末で徹底的なロールプレイングを重ねます。「アイスのトール、ソイラテ、アドショット、ライトアイス」といった注文を耳で聞き、指先が反射的に動くまで反復練習を行うのが一般的なカリキュラムです。
現場取材で明らかになったスタバのレジ打ちのコツは、以下の3点に集約されます。
第一に「サイズと温度(HOT/ICED)を最初に確定させること」。第二に「ミルク変更の有無をベース選択の直後に押すこと」。そして第三に「無料カスタマイズと有料カスタマイズを頭の中で瞬時に仕分けること」です。これらを手順化して身体に染み込ませることで、複雑なカスタムもスムーズに処理できるようになります。