フォークリフト爪の摩耗限界と長さ規格!折れる危険と交換基準を完全解説

フォークリフト爪の摩耗限界と長さ規格!折れる危険と交換基準を完全解説

フォークリフト爪の摩耗限界と長さ規格!折れる危険と交換基準を完全解説に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

フォークリフトの爪は、取り扱う荷物やパレットの寸法、通路幅に応じて最適な長さを選定する必要があります。一般的に標準装備される爪の長さ規格は、車両の定格荷重クラス(JIS/ITA規格クラス1〜5)ごとに基本設計が定められています。

日本国内の物流で広く使われている標準パレット(T11型:1,100mm × 1,100mm)を使用する場合、標準的な爪の長さは920mm〜1,070mmが選ばれます。パレットの奥行きに対して爪が短すぎると、奥側の桁(けた)に爪が届かず荷崩れを起こし、逆に長すぎるとパレットの向こう側に爪の先端が突き出し、奥にある他の荷物や施設壁面を破損させる事故につながります。

また、荷物の幅や重心位置に合わせて安全に荷役を行うためには、日常的なツメ幅の調整が欠かせません。爪の上部にはフィンガーバーと呼ばれる横バーに爪を固定するための「フォークリフト爪ロックピン構造」が備わっています。

正しいフォークリフトツメ幅調整手順は次の通りです。

  1. リフトを平坦な場所に停車し、パーキングブレーキを確実に引いた状態でフォークを地上5〜10cm程度まで下げる。
  2. 爪の垂直部上部にあるロックピンを引き上げ、約90度回して解除位置(フリー状態)でロックする。
  3. 手袋を着用し、爪の垂直部分を両手でしっかりと保持しながら、左右均等になるようフィンガーバーに沿ってスライドさせる(※爪の下に足や手を絶対に入れない)。
  4. 荷物のパレット幅に対して適正な位置(パレット全幅の約2/3〜3/4の位置)に爪を合わせたら、ロックピンを元の位置に回転させ、フィンガーバーの切り欠き溝(ノッチ)にピンがカチッと完全に落ち込んで固定されたことを目視および手で揺すって確認する。
中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。