SHAZNAの代名詞として今も語り継がれるのが、名曲『Melty Love』だ。甘く切ない旋律とダンサブルなビートが見事に融合したこの楽曲は、発売と同時に爆発的なヒットを記録。街中にそのメロディが響き渡り、彼らの名を一気に全国区へと押し上げた。
当時の制作現場を知る音楽業界の関係者は、当時の熱気をこう振り返る。「スタジオでの彼は、一切の妥協を許さないプロデューサーの目を持っていた。ビジュアルの華やかさに目が奪われがちだが、楽曲の展開や音作りの細部に至るまで、徹底的に計算し尽くされていた」。
過密なスケジュールと殺到するメディア取材。目まぐるしい日々の中でも、自分たちの音楽的アイデンティティを見失わない芯の強さがあったからこそ、あの時代の空気を凝縮した名曲が生み出されたのだろう。