全身くすぐり体罰の危険性と違法性|悪ふざけに潜む虐待とトラウマの真相

全身くすぐり体罰の危険性と違法性|悪ふざけに潜む虐待とトラウマの真相

今注目を集めている 全身くすぐり体罰の危険性と違法性|悪ふざけに潜む虐待とトラウマの真相について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

部活動の現場では、ミスをした生徒に対する「ペナルティ」として、複数人で手足を押さえつけて全身をくすぐる指導・慣習がいまだに散見されます。指導者や上級生は「体罰(殴打)ではないからセーフ」「場を和ませるユーモア」と自己正当化しますが、受け手側にとっては屈辱的な私刑(リンチ)に他なりません。

SNSやネット掲示板、Q&Aサイトに投稿された被害者の手記には、長年消えない生々しい苦痛が綴られています。

「中学の部活でミスをするたび、先輩たちに押さえつけられて全身をくすぐられた。息ができなくて『やめて』と叫びたいのに笑い声しか出ず、死ぬかと思った。大人になった今でも、人に身体を触られそうになるとパニック発作が起きる」(20代・元運動部員の告白) 「教員から『スキンシップだ』と脇腹や足裏を執拗にくすぐられた。嫌悪感で泣きそうだったが、周りが笑っているため拒否できなかった。あれは指導ではなく支配と性的虐待に近い屈辱だった」(20代・元学生の手記)

これらの告発から浮き彫りになるのは、「笑わされている姿」を周囲に晒されることによる尊厳の剥奪です。本人の意志を完全に無視した力による制圧は、支配関係を誇示するための陰湿なハラスメントとして機能してしまっています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。