このあまりにも理不尽な通り魔事件によって、未来ある尊い命が失われました。犠牲となったのは、カリタス小学校6年生の女児(当時11歳)と、我が子を見送りに来ていた外務省職員の男性(当時39歳)の2名です。さらに児童17人と保護者1人の計18人が刃物による切り傷や打撲などの重軽傷を負いました。
亡くなった外務省職員の男性は、ミャンマー語のスペシャリストとして外交の第一線で活躍し、家庭では良き父親として慕われていた人物でした。また、犠牲となった女児も誰からも愛される明るい性格で、これから広がる輝かしい未来を理不尽に断ち切られました。遺族が発表したコメントには、癒えることのない深い悲しみと、突然家族を奪われた痛切な無念が綴られており、日本中が涙しました。
重軽傷を負った子どもたちや、現場を目撃した児童たちにとっても、事件が残した精神的ショックは計り知れません。関係機関による長期的な心理カウンセリングやPTSD(心的外傷後ストレス障害)へのケアが、現在に至るまで継続して行われています。