つくば市の人口動態データを検証すると、TXみどりの駅周辺の急速な宅地造成に伴い、みどりの学園義務教育学校の在籍児童生徒数は開校当初の想定をはるかに上回るペースで膨れ上がりました。ピーク時には1学年400人、全11クラスを数え、全校生徒数が2,000人規模に迫る「超巨大マンモス校」へと発展したのです。現場の教員や保護者からは「休み時間の廊下や階段が混雑し、特別教室を一般普通教室へと転用せざるを得ない事態が続いた」との切実な声が上がっていました。
こうした構造的危機に対し、つくば市教育委員会は仮設プレハブ校舎の増設や増築棟の建設を進めるとともに、根本的な解決策として「学区の分離新設」を断行しました。みどりの南エリアへの新たな義務教育学校(みどりの南小・中学校)の開校などを経て、学区再編による児童生徒の適正配置が順次進められています。過密による混乱期を脱し、現在は教育活動の質を担保するための再構築フェーズに突入したと言えます。