「PCの代用品」という枠組みから離れ、タブレット本来の強みを活かせる領域に目を向けると、大画面モデルは他を寄せ付けない圧倒的な価値を発揮します。その代表例が動画コンテンツの鑑賞とクリエイティブ制作です。
大画面タブレット動画視聴における没入感は、一度体験すると標準的な10インチ前後の端末には戻れなくなるほどの破壊力を持っています。映画のアスペクト比に近い16:10のワイドディスプレイを採用するAndroid大画面タブレット比較において優位に立つモデル群は、上下の黒帯(レターボックス)を最小限に抑え、画面全体を使った迫力ある映像を映し出します。さらに4基以上の独立スピーカーから放たれる空間オーディオの音圧は、一般的なノートPCの薄型スピーカーとは比較にならない音響空間を生み出します。
また、大画面タブレットイラスト制作の領域では、作業領域の広さが直接的に生産性へと直結します。描画ソフトのCLIP STUDIO PAINTやProcreateなどを起動した際、ツールパレットやレイヤー一覧を画面の左右に常時展開しても、中央のキャンバス領域をA4用紙に近い原寸大サイズで確保可能です。画面の拡大・縮小やスクロールを繰り返す頻度が劇的に減少し、視認性と手の運びの自由度が劇的に向上します。Apple Pencil Proの繊細な筆圧感知や、GalaxyのSペンが持つ摩擦感のある書き味と組み合わさることで、プロのイラストレーターや漫画家がスタジオ作業の主力液晶タブレットから完全移行する事例も相次いでいます。