雄大な阿蘇五岳を望む熊本県阿蘇市は、パンくんの活躍によって全国的な知名度をさらに高めた。現在、施設では動物福祉の観点を重視した環境づくりが進められており、引退した動物たちがストレスなく過ごせるための工夫が随所に凝らされている。
単に見世物として動物を扱う時代は終わりを告げ、彼らの生態や一生に寄り添う姿勢が求められる現代。阿蘇カドリー・ドミニオンが実践する保護と展示のバランスは、地方の観光施設にとっても大きなモデルケースとなっている。大自然の中でゆっくりと時を刻むパンくんの存在は、私たちが動物とどう向き合うべきかを静かに問いかけているかのようだ。