警察に補導された未成年者は、まず新宿警察署や少年センターへ身柄を移され、健康状態の確認や詳しい聞き取り調査が行われます。深夜徘徊や不良行為として扱われるだけでなく、犯罪被害に遭っていないかの慎重な確認がなされます。
その後、原則として保護者へ連絡が入り、身柄の引き渡しが行われます。しかし、家庭内暴力(DV)や虐待、深刻な不和を抱えている家庭も多く、単に実家へ帰すだけでは根本的な解決になりません。家庭復帰が困難と判断された場合は、児童相談所(児相)へ通告され、一時保護所へ収容されるルートが取られます。
現場の支援者が直面している最大の壁は、「補導されて帰宅させられても、数日後には再びトー横に戻ってしまう」という再来街のリスクです。家庭にも学校にも頼れる大人がいない子どもたちにとって、危険を承知の上でトー横が唯一の避難所になってしまっている現実があります。