お米に発生する虫は、主に3種類に大別されます。見かけた虫の形状や状態を観察することで、どの害虫が繁殖しているのかを特定できます。
最も代表的な存在がコクゾウムシ(穀象虫)です。体長約2〜3ミリほどの黒褐色をした甲虫で、ゾウの鼻のように長く伸びた口吻が特徴です。コクゾウムシはお米の粒に穴を開けて内部に産卵し、孵化した幼虫がお米の内側を食害しながら成虫へと成長します。
次に被害が多いのがノシメマダラメイガです。成虫は体長7〜8ミリ前後の小さな蛾ですが、お米を食害するのはその幼虫(白〜淡黄色のイモムシ状)です。ノシメマダラメイガの幼虫は強い糸を吐き出しながら米粒を綴り合わせるため、お米がクモの巣状に塊になっている場合は、ほぼこの幼虫の仕業と判断できます。
さらに、極小で白〜淡褐色の粉のように見える虫がいる場合、それはチャタテムシの可能性が高いといえます。体長1ミリ前後の微小昆虫で、精米のヌカ層や湿気によって生じるカビを好んで集まる性質があります。