水面にボイルが出ていなくても、水面下では激しい捕食劇が繰り広げられているケースは珍しくありません。バチの種類と遊泳レンジを正確に見極めることが、釣果を大きく伸ばす鍵となります。
1. 表層バチパターン
水面に明確な引き波(V字波紋)を立てて泳ぐ大型〜中型のゴカイ類です。シーバスのボイルが視認できるため最もエキサイティングですが、セレクティブになりやすい特徴があります。着水後すぐにリトリーブを開始し、水面直下0〜10cmをデッドスローで通します。
2. 底バチ(中層・ボトム)パターン
シーズン初期の低水温時や、風が強く水面が波立っている状況で頻発します。バチが底付近から抜け出た直後、あるいは表層まで浮き上がれずに中層以下を漂っている状態です。水面が静まり返っていても、シンキングペンシルをカウントダウンしてボトムスレスレをスロードリフトさせると連発することがあります。
3. クルクルバチパターン(発生条件と特徴)
5月頃から運河や港湾の常夜灯周りで発生する体長2〜4cmほどの小型バチ(スピオ科など)です。水面を円を描くように高速で動き回るのが特徴で、大量に湧き出るとシーバスが狂ったようにボイルします。通常のバチ抜けルアーではサイズが合わず見切られるため、小型ルアーのファーストリトリーブやマイクロミノーの表層引きが効果的です。