「背番号18=エース」という図式は日本プロ野球特有のカルチャーであり、他のカテゴリーや海外リーグと比較すると興味深い構造の違いが浮かび上がります。
まず、高校野球エースナンバー違いとして顕著なのが「1番」の存在です。高校野球(高野連)ではポジションごとに背番号が割り振られる登録制度(スターティングメンバー固定番号制)が基本であり、投手の正席は「1」となります。高校野球における18番は、ベンチ入りメンバーの控え投手や好打の野手が背負うケースが多く、プロ野球のような「伝統の象徴」とは意味合いが異なります。
また、メジャーリーグエースナンバー事情を見ると、アメリカには「特定の番号=エース」という固定観念は希薄です。MLBでは歴史的名投手が着用した「34番」(ノーラン・ライアンら)や「45番」(ペドロ・マルティネスら)に敬意が払われることはあるものの、基本的には選手個人の好みやラッキーナンバーが尊重されます。しかし近年、黒田博樹、前田健太、そして山本由伸といったトップ選手が海を渡って18番を着用し結果を残したことで、米国球界でも「日本の18番」に対するリスペクトが急速に高まりました。