正しい座姿勢を実現するためには、椅子単体の高さだけでなく、机の天板との位置関係を示す「差尺(さじゃく)」を正確に把握しなければなりません。教育現場の設備基準としても知られる学校用家具の規格は、現代の子どもの体格向上を反映して2011年に「新JIS規格」へと改訂されました。家庭での学習環境を構築する際にも、この客観的な基準値が確かな指針となります。
学習机 椅子 差尺 計算方法の基本原則は、座面から机の天板上面までの垂直距離を算出することです。体に負担をかけない理想の差尺は、以下の計算式で割り出すことができます。
一般的なダイニングテーブルの天板高は70〜72cmに固定されているケースが多く、小学校低学年の子どもがそのまま大人の椅子で座ると、差尺が30cm近くに達してしまいます。これでは肩を持ち上げなければ机の上に腕を乗せられず、肩こりや視力低下の原因となるため、後述するハイチェアや補助パーツによる補正が不可欠です。