週刊連載当時、読者の度肝を抜いたふたつの大きなサプライズがありました。ひとつは「ヤミーの刻印の『1』が消えて『0』になるシーン」、もうひとつは「ウルキオラの隠された第二階層」です。このふたつの描写は、当時の掲示板やSNSで激しい論争を巻き起こし、一部では設定の破綻ではないかという炎上にまで発展しました。
ウルキオラは藍染をも欺いていたのか?「第2階層」の真意
ウルキオラは作中、一護に対して「この姿は藍染様にも見せていない」と語りました。この発言は読者の間で「ウルキオラは藍染を裏切る気だったのではないか」「藍染すら把握していない力だから、ナンバー4に甘んじているだけで実質1位なのではないか」という憶測を呼びました。
しかし、後に明かされた裏設定や関係者の分析によれば、藍染の鏡花水月と卓越した観察眼からウルキオラの本質が隠し通せていたとは考えにくく、藍染は「ウルキオラがその領域に至っていることを織り込み済みで虚圏の留守を任せた」と見るのが自然です。精神的に揺らぎのない冷徹な執行人でありながら、一護との戦いで「心」を見出した瞬間に消滅するという劇的な最期が、ウルキオラを「最強であってほしい」というファンの熱狂へと駆り立てています。
「第0刃なのにあっさり退場」ヤミーに対する読者の失望と真相
一方で、連載当時最もファンを困惑させたのがヤミーの処遇です。「10」から「0」へと変化し、「十刃は1から10ではなく0から9だ」という衝撃の種明かしがなされたにもかかわらず、その戦いの結末は朽木白哉と更木剣八の手によって、なんと「大半の戦闘シーンがカットされた状態」で敗北が描かれました。
白哉と剣八が「つまらん戦いだった」「手応えがなかった」と言い放ったことから、ネット上では「見掛け倒しの第0刃」「設定倒れ」と猛烈な批判が集中しました。しかし公式データブック『UNMASKED』では、ヤミーの霊圧が十刃中最大であったことは明確に補正されています。要するに、ヤミーは「単純な霊圧とパワーは最大だが、戦闘技術・知性・速度が欠落していたため、隊長格トップクラスの連携にあっさり狩られた」というのが残酷な真相です。